v10.0
- ID:
-
29793
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0228
- 見出し:
- 大きくなり過ぎた街路樹を間引き 苫小牧市が2市道で試行へ
- 新聞名:
- 苫小牧民報-
- 元URL:
- http://www.tomamin.co.jp/20140210337
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 苫小牧市は、老朽や大木化が地域の問題となっている街路樹などの適正管理に向けた「公共施設樹木適正化」に着手する。2014年度は、樹木が密集する地域の間伐などを行うモデル事業を市内の一部地域で実施する。検証結果を基に対象範囲を市内全域に広げていく考えだ。
市は事業費として14年度予算案に4400万円を盛り込んだ。桜木町の桜木中央通り1.6キロとしらかば町のしらかば南通り約1キロでモデル事業を実施する。両地域とも樹齢30年を超えて高さ7~8メートルのハルニレやクロマツなどの木が道路沿いに並ぶ。「一部の公園や学校周辺などは敷地内の樹
木と重なり、極端に木々が密集して視界が悪い状態」(市緑地公園課)と言う。
このため地域からは「道路標識が見えにくい」「秋になると近隣の宅地に落ち葉が入り込む」といった声が寄せられている。モデル事業では町内会などと協議し、適正な本数などを決めて木を間引きする予定だ。
市緑地公園課によると、市内の別の場所では昨年8月のゲリラ豪雨で、公園内の老朽化した樹木が倒れるケースもあった。「市民生活を守る上で、適正に維持管理できる樹木の範囲を見直さなければならない」と同課も危機感を示す。
市は14年度、市内の緑化推進や維持管理の基本施策をまとめた「緑の基本計画(グリーンフルプラン21)を改定する予定。今後の人口減少や高齢化などを見据えて緑化の目標を見直していく考え。年間約3億円掛かっている維持管理コストの圧縮も図ることになる。
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