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- ID:
- 29585
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0204
- 見出し:
- 「やまがたの木」事業、補助金尽きても尽きない人気
- 新聞名:
- 47NEWS
- 元URL:
- http://yamagata-np.jp/news/201402/03/kj_2014020300048.php
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 産地証明された県産木材を一定量以上使って家を新築した施主に、県が15万円を補助する「やまがたの木」普及・利用促進事業。2013年度分として確保した200棟分の予算が、昨年4月の受付開始から約半年で切れ、県は100棟分程度の補助追加を検討している。申請の増加は、消費税増税前の駆け
込み需要や制度改定の影響とみられ、「予算切れ」の後も問い合わせが相次いでいた。
県産木材の需要拡大や森林資源の循環利用促進、木材産業活性化を目的とする県産認証材「やまがたの木」普及・利用促進事業は、2010年度にスタート。12年度までは市町村が窓口で、県が補助金の半額を上限15万円まで負担していた。実施市町村は12年度で17にとどまり、市町村によっては木
材の細かい産地や施工業者の所在地を設定。交付実績は10年度が12棟(180万円)、11年度22棟(328万円)、12年度34棟(510万円)と低調だった。
県は13年度、居住市町村に関わらず県民が等しく利用できるようにするため、各総合支庁を窓口にして補助金全額を直接交付する仕組みに変更。条件である構造材に使用する「やまがたの木」の割合を70%以上から80%以上に引き上げた上で、4月から先着順で受付を開始した。
注文住宅の場合、請負契約が13年9月末までに完了していれば、引き渡し時期に関わらず消費税は5%が適用される。県内の同年4月から9月までの新築住宅着工は前年同期比21%増の3300棟に上り、補助金の申請も9月中に200棟分に達した。
県にはその後も補助金に関する問い合わせが寄せられ、10、11月の着工件数も前年比でそれぞれ38%増、32%増と多く、県は補助金の追加を検討。県議会2月定例会に提出する一般会計補正予算案に追加分を盛り込む方向で調整している。
担当する県森林課は「制度が使いやすくなったことを施工業者などにPRしてきた。住宅着工件数の伸びはある程度予想していたが、本年度にここまで申請が急増するとは思わなかった」としている。
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