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- ID:
- 29420
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0111
- 見出し:
- 栗の巨木の切り株 四万十町に搬送
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20140110-OYT8T01118.htm?from=topics_p_osaka
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 自然保護に取り組む社団法人「生態系トラスト協会」(高知市)は10日、いの町脇ノ山の山中で、栗の巨木の切り株を運び出す作業を始めた。11日にも、同協会の学習施設「四万十ヤイロチョウの森・ネイチャーセンター」(四万十町大正)の敷地に運び、7月のオープン後に展示する予定。
同協会によると、切り株は直径1・6メートル、全長は約4メートル。樹齢600~800年で、2008年に倒れるまでの正確な高さは不明だが、独立行政法人「森林総合研究所四国支所」(高知市)は「これほど直径のある栗の木は全国的に珍しい」としている。
栗の木が倒れた後、同会の塚地俊裕理事が、所有者から切り株を購入。ヤイロチョウは栗の木などの広葉樹を好むことから、同会が、昨年から建設を進めているセンターのシンボルとして展示しようと、塚地さんから譲り受けた。
この日は、4トンある切り株にワイヤを巻き付け、クレーンで引き上げる作業が行われ、中村滝男会長は「今後、センターを中心に、この栗の木のような巨木が育ち、ヤイロチョウが住みやすい環境作りに取り組んでいきたい」と話している。
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