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- ID:
- 29389
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0107
- 見出し:
- 日田のウッドコンビナートへ5社が進出検討
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元URL:
- http://www.oita-press.co.jp/localNews/2014_138905724818.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 日田市内の木材関連企業が協力し、同市東有田の工業団地「ウッドコンビナート」への進出を検討していることが6日、分かった。市内で処理が課題となっている杉やヒノキの樹皮(バーク)を燃料として活用し、乾燥木材を作る計画。現在、ウッドコンビナートは約6割しか埋まっておらず、新規の工場建設は明
るい話題。関係者は「バークと団地の有効活用につながる」と期待している。
市などによると、市内では、木材加工後に残る樹皮が年間約17万4千立方メートル発生する。「日田資源開発事業協同組合」(同市東有田)が堆肥への加工などに利用しているが、山積みしたバークが自然発火するなどの問題も起きている。
新規の進出を検討しているのは木材関連5社と日田資源開発。5社は近く「協同組合KD日田」を設立する予定で、ウッドコンビナート内に乾燥機などを整備。日田資源開発はバークを燃やし、乾燥用の蒸気をKD日田に販売する。年間約5万立方メートルのバーク処理を見込んでいる。
KD日田設立の中心となっている権藤製材所(同市西有田)の権藤常昭社長(62)は「木材業界は依然として厳しいが、自分たちで状況を打開できるよう努力を続けたい」と話す。
ウッドコンビナートは市の所有地で約40ヘクタール。約6割の進出にとどまっており、企業誘致は市にとって大きな課題。KD日田、日田資源開発が使用する区画は計約2ヘクタールで、同団地の空き地で2番目の広さ。
原田啓介市長は「進出はありがたい。付加価値のある乾燥材をより多く生産できるよう、市としても応援したい」と話している。
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