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- ID:
- 29347
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0101
- 見出し:
- 諏訪大社御柱祭あと2年
- 新聞名:
- 長野日報
- 元URL:
- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=30294
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 2016年の諏訪大社御柱祭まであと2年―。今年は、春の下社の本見立てに次いで、秋にはいよいよ上社が仮見立てで始動し、御柱熱が諏訪地方全体を包み込む。諏訪人が血をたぎらせる本番まで、熱気は日を追って高まっていく。
下社御柱祭の本見立ては、下諏訪町郊外の東俣国有林で行われる。仮見立ては上社より1年早い昨年実施。秋宮、春宮各4本の計8本の候補木が決定している。本見立ては前例だと5月に行われており、今回も同月が見込まれる。
場所は八島ケ原湿原の下方で、国有林内にある「金命水」の上。前々回の伐採地の上方に位置する。
仮見立て時の計測では、秋宮一之御柱から春宮四之御柱まで全て目通り周囲が前回御柱祭(2010年)を上回った。最も太い秋宮一は5センチ増の335センチ、最も細い春宮四は20センチ増の250センチ。いずれも過去6回の中で最も太い。
今年の本見立ても前例に従い同町萩倉の斧立社を参拝し、安全を祈願したあと現地へ。山中では、しきたり通り春宮一の候補木から見立てが行われる予定だ。
これにより御柱御用材が決定すると、来年夏ごろに伐採。御用材の曳き出し地点の棚木場に安置され、本番となる16年春の山出し、里曳きを迎える。
◇
上社御柱祭の仮見立ては、秋に行われる見通し。上社の氏子にとって関心事だった候補木の選定場所は、 昨年末に上伊那郡辰野町の横川国有林内と決まった。候補木は、今年夏をめどに決まる見込み。
下社より1年遅れて準備が進む上社では、本見立ては来年。翌16年の春先に伐採し、4月、5月の本番を迎えることになる。
今回の御柱祭は、不足している御用材のモミの木の確保のため、地域ぐるみの森づくりが動き始める、節目の祭りとなりそう。地域が一体となって活動する組織を発足させようと、大総代関係者を中心に取り組みが進んでいる。
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