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- ID:
- 28904
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1029
- 見出し:
- 川棚のクスの森 巨木にみなぎる生命力
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://www.asahi.com/articles/SEB201310280021.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 空を覆うように、勢いよく枝が張りだした巨木が山口県下関市豊浦町にある。国指定天然記念物「川棚のクスの森」。多くの旅人を引きつける川棚温泉から少し足を延ばすと、千年の時を刻んできたクスノキが神々しくたたずんでいた。
間近で見ると視界に収まらない。「森」という表現がぴったりだ。高さ27メートル、幹回り11・2メートルで、県内最大のクスノキとされる。枝は東西58メートル、南北53メートルに広がる。
戦国時代、時の殿様に可愛がられ、戦いの中で死んだ名馬が根元に埋められたという言い伝えがある。「霊馬神(れいばしん)」としてまつられている。
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