v10.0
- ID:
- 。
28867
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1022
- 見出し:
- 「双子の桜」治療着手 津別 傷む枝、幹 樹木医が対策
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元URL:
- http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/499493.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 町のシンボルとされ町内屈指の観光名所でありながら、風により樹形が著しくゆがむなど傷みが深刻な状況になっている道立津別21世紀の森の「双子の桜」(町共和)について、町が依頼した樹木医による治療が始まった。周辺の土壌改良も含めた抜本的な対策に取り組む。
双子の桜は2本の幹が寄り添うエゾヤマザクラで樹齢は推定75年以上。詩人の谷川俊太郎さんらが1982年に絵本のモチーフに取り上げ、全国的に注目された。
つべつ木材工芸館などを見下ろす丘の上にあり、南南西や南西の風が強く吹き付け、枝が反対方向に偏って伸びている。特に細い方の木は細菌で幹や枝が腐食し、一部の枝は花が咲かない。
町の依頼で昨年末に木を診断した北見市の樹木医、鈴木順策さんが19日から傷んだ枝を切り、残す枝や幹を乾燥させるために皮をはぐ作業を始めた。
鈴木さんは「周囲の土が踏み固められ通気性や透水性が悪く、根の発達が阻害されており、風の影響と併せダブルパンチ」と分析。土を掘り返して軟らかくする一方、冬期間の土壌凍結が深くなりすぎないよう調整する防雪柵や、木の根元に人が近づくことを防ぐための花壇設置を検討している。作業は1
1月中に終える予定。
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