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- ID:
- 26613
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0128
- 見出し:
- 脱地球温暖化に海洋を利用 横浜市が国際シンポ
- 新聞名:
- 電気新聞
- 元URL:
- http://www.shimbun.denki.or.jp/news/local/20130128_01.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 横浜市はこのほど、同市の開港記念会館で第1回「国際ブルーカーボン・シンポジウム」を開いた。同市が2011年から取り組む、海洋を利用した脱温暖化プロジェクトについて現状を報告するとともに、研究者や実務者の連携を深めることを狙った。日本エネルギー経済研究所地球環境ユニットの工藤拓毅
担任補佐や、港湾空港技術研究所沿岸環境研究チームの桑江朝比呂チームリーダーらが講演やパネル討論を行い、プロジェクトに対する市民への理解を広げた。
ブルーカーボンとは、大気中の炭素を森林が吸収するグリーンカーボンと対になる概念。海洋の炭素貯留効果は高い一方で、これまで未利用の領域であったことから、近年急速に関心が集まっている。同市は金沢区をモデル地区として、温室効果ガスの削減と経済活性化の両立を目指す「横浜グリーンバ
レー構想」の一環として推進している。
シンポジウム冒頭、横浜市温暖化対策統括本部の信時正人・環境未来都市推進担当理事は「原子力の問題に注目が集まっているが、温暖化対策が必要なことは変わっていない」と強調。その上で「海はエネルギー、食糧、資源の課題を解決するカギ。新しい産業をつくっていきたい」と述べ、今後プロジェクト
を加速していく姿勢を示した。 (本紙9面より抜粋)
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