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- ID:
- 28394
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0821
- 見出し:
- 国産丸太、卸値4~17%高 7月
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元URL:
- http://www.nikkei.com/article/DGXNZO58729610Q3A820C1QM8000/
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 全国森林組合連合会(東京・千代田)がまとめた7月の国産丸太の平均卸価格は、前年同月比4~17%上がった。消費増税前の駆け込み需要をにらみ、製材業者などが手当てを進めている。
ヒノキ柱用丸太が1立方メートルあたり1万4800円と前年同月比17%高く、前月比4%上昇した。杉柱用丸太は9900円で前年同月比で6%高い。床などに使うヒノキ中目丸太は1万6200円で前年同月比15%上昇、住宅の梁(はり)などに使う杉中目丸太も4%高い。国内で使う丸太の8割弱が国産材だ。
豪雨などの天候不順で丸太の生産が減少した。住宅需要が高まる秋以降をにらみ「製材業者が手当てしている」(広島県森林組合連合会)。
丸太の価格上昇は製材品価格の上げにつながっていない。製材品と競合する集成材の上値が重いためだ。
輸入丸太の価格は弱含んでいる。北米産丸太の7月積み対日価格は前月比1%安。主要消費国の中国が購入意欲を弱め、北米で需給がやや緩んだが、価格は国産に比べ約2倍だ。
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