v10.0
- ID:
- Photograph from Asahi Shimbun/
28335
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0819
- 見出し:
- 「ブラジル、100年後は砂漠」 高地の植物半減
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元URL:
- http://www.sankeibiz.jp/express/news/130814/exh1308141004000-n1.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 大量の酸素を生産し「地球の肺」と呼ばれるアマゾン熱帯雨林を抱える南米ブラジルで、地球温暖化による洪水と干魃(かんばつ)が繰り返され、生態系に変化が出始めている。北東部の高地は最悪の場合、100年後に砂漠になるとの予測もあり、専門家は「今すぐ行動しなければ手遅れ。地球全体にとっ
て深刻な問題だ」と訴えている。
短期間で洪水・干魃
アマゾン川が見る見るうちに増水し、街が水浸しになった。昨年5月、ジャングルを切り開き発展した北部の都市マナウスが雨期の終わりに洪水に襲われた。2009年に続きアマゾン上流で豪雨が長引き、支流の水位は1902年の観測開始以来最高を記録した。
一方で05年と10年には極度の干魃に見舞われ、大河アマゾンの渇水がニュースに。三日月湖が干上がり、ひび割れた湖底には干からびた魚の死骸が残った。
ブラジル国立宇宙研究所(INPE)地球科学システムセンターのリンコルン・アルベス研究員は「アマゾンでは太古の昔から豪雨と干魃が繰り返されてきたが、温暖化でその間隔が著しく短くなっている」と指摘。「大西洋の表面水温の上昇が原因だ。違法森林伐採や焼き畑も影響している」と説明する。
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