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- ID:
- 27911
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0617
- 見出し:
- 尾鷲ヒノキの名刺入れ人気 木のぬくもり「いい」口コミで広まる
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20130614-OYT8T00397.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 三重県尾鷲市特産のヒノキを使った雑貨などを製作、販売する工房「えびすや」(尾鷲市光ヶ丘)でヒノキの名刺入れ=写真=が人気を集めている。
名刺入れを考案した大形弥生さん(27)は高校卒業後、名古屋市の専門学校で木工を学び、21歳で尾鷲に戻って工房を開いた。当初は様々な木を材料にしていたが、尾鷲ヒノキの製品を注文する人が多く、ヒノキを専門に使うようになった。
友人から「出産祝いに木のおもちゃを贈りたい」と相談され、動物の形に切り抜いたヒノキに車輪を付けたおもちゃを作った。「木ころっこ」と名付けたおもちゃは口コミで評判が広まり、今では年間100個以上を売り上げる人気商品になった。
名刺入れは「もっと幅広い年代の人に使ってもらえる商品を」と製作した。薄く削ったヒノキの板を重ねてひもで縫い合わせ、表面に波やヒノキの模様を彫った。魚やヒノキの形をしたチャームを差し込むことで名刺が飛び出すのを防ぐ。
4月に売り出したところ、「木のぬくもりがいい」と好評で、問い合わせが相次いでいるという。2600円で、追加料金で名前などを入れることができる。大形さんは「一つずつ木目が違い、使っているうちに変化する色も楽しんでほしい」と話す。問い合わせは「えびすや」(0597・23・0009)。
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