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- ID:
- 27857
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0612
- 見出し:
- 三条、五泉、津南に1億円超交付
- 新聞名:
- 新潟日報
- 元URL:
- http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20130611048112.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 総務省は10日までに、2012年度補正予算に盛られた「地域経済循環創造事業交付金」の2次配分先として三条市、五泉市、津南町の3事業に計1億996万円を交付すること決めた。間伐材や湧き水など地域の資源を生かした起業に取り組む民間事業者の支援が狙い。全国では7県39市町村の49事
業、約16億円分が選ばれた。
交付金は、民間事業者の初期投資に対し、自治体が助成するお金を国が肩代わりする。1件当たりの配分額は最大5千万円。
三条市は、市内から出る間伐材、廃材を原料に暖房用燃料の木質ペレットを製造する市内の企業を支援する。製造施設の建設、製品の販売など総事業費7千万円のうち、3千万円を助成する。年間300トンの製造を目指す。
2996万円が交付される五泉市は、市内の企業でつくる株式会社「五泉の水プロジェクト」のミネラルウオーター製造工場建設を助成する。湧き水「吉清水」として本格的に売り出す。ボトルに詰める作業を市外に外注しているが、工場建設によって企画、開発から販売まで全工程が市内で完結する。
5千万円の交付が決まった津南町は、大手コンビニのファミリーマート(東京)の子会社「クリアーウォーター津南」の工場建設費に充てる。同町見玉集落の湧き水を使い、ミネラルウオーターを製造する。500ミリリットルのペットボトル換算で年間1200万~2千万本を出荷する計画だ。
交付金には148自治体から191事業の申請があった。初回の4道県14市町の18事業と合わせ、21億8千万円の配分先がすべてが決まった。
本県以外では、乾燥ナマコをつくる際に出る、廃棄物の内臓や煮汁に含まれる抗菌成分を生かし、せっけんや化粧品、抗菌グッズを製造する青森市の事業などが選ばれた。
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