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- ID:
- 27620
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0513
- 見出し:
- 虹の松原害虫調査 過去10年で被害最小
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元URL:
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2450441.article.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 国の名勝虹の松原(唐津市)と鏡山周辺で9日、森林管理者やボランティアが害虫による松枯れの状況を点検した。被害木は昨年点検時の71本から10分の1以下の6本にまで激減、過去10年で最少となった。毎年の薬剤散布や被害にあった松の早期伐採の効果が出ているとみられる。
国や農協など官民でつくる県森林病害虫等防除連絡協議会(吉田成章会長)が行った。松を枯らす害虫マツノザイセンチュウを運ぶカミキリムシがふ化する前に合わせ、1993年度から毎年実施している。
虹の松原や鏡山周辺の約220ヘクタールで、60人が6班に別れ、枯れた松にテープで目印を付け、被害状況を確認した。被害に遭った6本は伐採され焼却処分する。28日早朝にはヘリコプターで薬剤を空中散布する予定。
佐賀森林管理署によると、年間の被害本数は92年度の2334本をピークに年々減少。98年度以降は100~300本で推移、昨年度は289本だった。
吉田会長は「カミキリムシの幼虫のすみかとなる枝をボランティアが撤去するなどの効果が出てきている。年間被害を100本以下に抑えるよう引き続き防除活動に力を入れたい」と話している。
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