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- ID:
- 27370
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0409
- 見出し:
- 常識を覆すスギの巨大建造物!新技術開発で驚異の強度を実現!
- 新聞名:
- TBS
- 元URL:
- http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/
- 写真・動画など:
- 【動画】
- 記事内容
- 常識を覆すスギの巨大建造物!新技術開発で驚異の強度を実現!
“日本の宝”国産スギ材を有効活用し、日本の林業を救え!
ナレーター/坂口憲二
ドリームメーカー/宮崎県木材利用技術センター所長 飯村 豊 さん
『スギは“日本の宝”。スギ材を活用して、日本をもっと元気にしたい!』
「スギはやわらかいから、大型建造物には向かない―」 そんな業界の常識を覆し、
国産のスギ材を使って、あの読売巨人軍がキャンプに使用している
直径120メートルの巨大ドームを完成させた男たちがいる。
宮崎県木材利用技術センターの、飯村豊所長率いる研究者たちだ。
戦後の造林政策で盛んに植えられたスギ。しかし近年、安価な輸入材の普及などにより、
需要は減る一方・・。放置されたスギ林は、山を荒廃させる・・。
かつて商社に勤め、輸入木材の拡販をしていた飯村だが、現状を目の当たりにし、
「何より、日本の林業を立て直すことが必要だ」と、国産材普及のため立ち上がった。
『弱みを強みに変えていく。それが私の使命です』
“やわらかくて折れやすい”というスギの弱点は、発想を変えれば、“しなやかで粘り強く、
変形が容易”という強み。飯村たちは、徹底的な分析と、スギの特性を生かした新たな
技術開発で、驚きの強度と耐久性を証明し、数々の木造巨大建造物を生み出した。
そして今、飯村は、さらなるスギの有効活用に奔走している。
それは・・・、ガードレール!? 鉄製が主流のガードレールをスギ材でつくる―。
果たして、“やわらかいスギ”は、国が定める安全基準に適合するのか?
『資源を眠らせておくのは、もったいない』 国産材の需要を復活させ、
日本の林業の未来を変えようと奮闘する、“静かな情熱家”飯村の熱き挑戦を追う。
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