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- ID:
- 27200
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0322
- 見出し:
- トチノキ:巨木388本確認 470の谷筋、70を調査
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/shiga/news/20130321ddlk25040204000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 高島市朽木の山林に残るトチノキの巨木(幹回り3メートル以上)が確認されただけでも388本に上ることが「巨木と水源の郷(さと)をまもる会」(青木繁会長)の調査で判明した。昨夏以降、新たに151本を確認。今後も増えるのは確実で、朽木が国内有数のトチノキ巨木林である可能性は高い。24日に地
元で開く発表会で報告される。【塚原和俊】
トチノキは水気の多い谷筋などに生育する落葉高木。同会は森に入ってトチノキを探し、巨木の位置をGPS(全地球測位システム)で確定し樹高や幹回りなどのデータを集める作業を続けている。
谷ごとに実地調査する中で、広大な森の奥の奥、毛細血管のような谷筋の源流にまで一つずつ名前が付けられていることが分かり、朽木全域で計約470筋の谷をリストアップ。「バケモンダニ」「オオカミダニ」や、木地師にちなむと思われる「ロクロシダニ」などの名がある。調査はまだ約70筋しか終えておら
ず、青木会長は「徹底的に調べ上げる」と意気込む。
生育地には民有地も多く、住民らがトチノキを伐採せずに共存できる手立てとしてイベントを開催するなど、同会は保全へ幅広い活動を展開。24日は青木会長が「びわ湖源流の森とトチノキの実態」と題して報告するほか、会員らが「地域の元気づくり」をテーマに発表し、パネルディスカッションも行う。多
数の写真で構成する「映像詩」も上映する。
高島市朽木市場のやまびこ館(道の駅新本陣隣)で午前10時〜午後4時。参加費100円(中学生以下無料)。問い合わせ・申し込みは県立朽木いきものふれあいの里(0740・38・3110)。
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