v10.0
- ID:
- 27051
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0306
- 見出し:
- 阿南で林野火災想定した訓練実施
- 新聞名:
- 南信州新聞
- 元URL:
- http://minamishinshu.jp/news/other/%E9%98%BF%E5%8D%97%E3%81%A7%E6%9E%97%E9%87%8E%E7%81%AB%E7%81%BD%E6%83%B3%E5%AE%9A%E3%81%97%E3%81%9F%E8%A8%93%E7%B7%B4%E5%AE%9F%E6%96%BD.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 飯田広域消防本部などは3日、林野火災に備えた訓練を阿南町富草の粟野自然公園一帯で行った。同消防本部や町消防団、地元自治会ら計200人が参加。延焼拡大を防ぐための放水手順や指揮系統を確認した。
春季火災予防運動(1~7日)の一環として実施。
休耕畑の焚き火が風にあおられて山林に燃え広がり、粟野自然公園一帯に延焼拡大した―との想定で、設置された災害対策本部からの情報をもとに地上の団員らが放水。出動要請を受けて駆けつけた県の防災ヘリ「アルプス」に給水し、飛び火を視野に入れて空からも散水にあたった。給水作業ではホー
スを素早くつなぎ合わせてヘリのタンクに水を送り込むなど団員、本部職員、県消防防災航空隊員らの間で連携も見られた。
また近くの富草小学校と富草保育園の子供たちや保護者を総合グラウンドへ避難誘導。自然公園内の入園者が逃げ遅れたとの想定では、防災ヘリに乗った隊員が空から現場に入って救出した。地元住民も加わり、緊迫した訓練を見守っていた。
空気の乾燥する冬から春は、林野火災が起こりやすいとされる。
天龍峡再生道路が4月に開通
南信州経済
[ 2013年 3月 5日 火曜日 9時27分 ]
飯田市が同市川路で整備を進めてきた通称「天龍峡再生道路」(延長1・1キロ)が4月6日に全線開通を迎える。三遠南信自動車道天龍峡インターチェンジ(IC)からJR飯田線天竜峡駅方面を結ぶ市道。従来の国道151号経由と比べてアクセス面などの利便性が向上するため、観光周遊の促進が期
待される。
名勝「天龍峡」の再生に向けた基軸に位置付け、2005年から3工区に分けて工事が進められてきた。市土木課によると、車道は2車線で幅員は7メートル。総事業費は約17億円となっている。
すでに10年3月に天竜峡駅前から北側の天龍峡エコバレーへの370メートル区間が、12年3月に天龍峡ICから北東の天龍峡テニスコートまでの295メートル区間が開通。今回、両区間をつなぐ435メートルの完成をもって全線開通となる。
4月6日は正午から、開通式をテニスコート前で開催。市と川路まちづくり委員会による実行委員会が主催し、地元の伝統芸能によるアトラクションやテープカット、くす玉開披などで祝う。一般車両の開放は午後3時からを予定する。
三遠南信道関連では、15年に天龍峡IC―龍江IC(仮称)間が開通を予定。市は「天龍峡大橋」(仮称)の歩廊(遊歩道)整備事業として、新年度一般会計予算案に3800万円を計上している。市によると、自動車専用道への遊歩道の特設は珍しいといい、工事は国へ委託する。
牧野光朗市長は4日の定例会見で「観光シーズンに合わせての全線開通は大変うれしい。初当選(05年)時から取り組んできた事業だけに思い入れも強い」と喜び「今後も周遊性を持った整備が進む。観光客をスムーズに呼び込む上でも今回の全線開通は非常に有意義」と話した。
松川中学生にごぼとん丼振舞う
地域の話題
[ 2013年 3月 6日 水曜日 9時34分 ]
松川町の名物「ごぼとん丼」を提供している町内飲食店でつくる「ごぼとん丼会」は4日、松川中学校を訪れ、卒業を間近にした3年生に150食分のごぼとん丼を振る舞った。古里の味として覚えてもらいたい、との願いを込めた。
ごぼとん丼会が2006年度から毎年、この時期に行っている恒例の訪問。
地元産の豚肉とゴボウの煮込みを具にした丼。ご当地丼として05年に誕生した。味付けは各店の自由とし、現在は町内の加盟5店が提供している。
この日は4店が丼を用意し、3年生と教員らに提供。教室に運ばれると、そろいの法被を着た店主らが生徒たちに思いも伝えた。
「いただきます」の合図でふたを開けると、見た目も豪華な具材が盛られ、生徒たちに笑みも。勢い良く口へ運ぶ姿もあり、生徒らは「教室でみんなと食べる丼は格別です」と満足そうだった。会長の松沢喜好さん(64)は「高校や大学へ進み町から離れても、町の名物として思い出してもらえたらうれしいです」と
話した。
1、2年生人は同校の給食室で作られたごぼとん丼を味わった。
JA豊丘支所で太陽光発電
地域の話題
[ 2013年 3月 6日 水曜日 9時47分 ]
JAみなみ信州豊丘支所(遠山邦一支所長)は、施設屋根に太陽光パネルを設置し、発電を開始した。県内JAでは初めて、全量を売電する。「自然環境と共生する地域のシンボル的存在にしたい」としている。
昨春、支所機能強化の一環で神稲から現地に移転し、総務、金融、共済の窓口を設置。「自然環境とともにある支所として、環境に優しい太陽光発電システムを取り入れ、次世代を見据えた取り組みにしたい」と、昨年から太陽光発電の導入に向けて準備を重ね、11月から試験をしていた。
太陽電池モジュール220枚を設置した。システム容量は45・98キロワットで、年間に55361キロワットアワーの発電を想定している。全量売電により、8年半で投資を回収できると見込んでいる。
窓口に組合員が閲覧できるモニターを設置し、日や月単位の発電量、発電による応分の二酸化炭素排出抑止量などを紹介している。
5日に引渡し式を開き、正式に稼動した。
遠山支所長は「環境保護や自然エネルギーの重要性が高まるなか、先進的に取り入れたことで、組合員や住民のみなさんの意識高揚につながってほしいと願っている。JAでは初導入となったが、取り組みが広がっていけば」と話していた。
同JAによると、太陽光パネルを設置して全量売電する事例は、県内のJA支所では初。現在改築中で4月オープン予定の喬木村支所にも設置し、全量を売電する計画だという。
あじまっ鼓が発表会開く
文化・芸能
[ 2013年 3月 6日 水曜日 9時43分 ]
県飯田養護学校の寄宿舎「あじま寮」で寄宿舎生の同好会活動として続いている和太鼓演奏活動「あじまっ鼓」の第10回発表会が2日、飯田市鼎文化センターであった。13年前に3人の寄宿舎生とそれを支援する寄宿舎職員の同好会活動として始まった活動の輪は着実に広がり、ことしの寄宿舎生31
人全員が出演した。
あじま寮の寮務主任によると、寄宿舎生は毎年多くのメンバーが入れ替わるため、昨年に続いて出演した生徒は13人、初めて出演した生徒は18人。初めて寄宿舎に入った生徒が多く、最初はなかなか太鼓に気が向かない子どもたちもいるが、太鼓を演奏する仲間の楽しそうな姿や、一生懸命な姿、それ
を支える寄宿舎職員の姿を見たり接したりして、毎年太鼓演奏をする子どもたちの輪が広がっていくという。
年間を通して週1回、寄宿舎に帰ってきてから夕食までの時間と、土曜日の午後も月2回くらいのペースで練習を積んできた生徒たちは、緊張した様子で一生懸命演奏し、職員や保護者、地域の人たちから温かな拍手を送られた。また、卒業生や、寄宿舎生でなくても太鼓をたたきたいという生徒などで活動
する「花の木組」も友情出演し、後輩たちの発表会を盛り上げた。
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