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- ID:
- 27005
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0304
- 見出し:
- 桜祭りに備え枝切り 堤防建設で見納めの可能性
- 新聞名:
- 河北新報
- 元URL:
- http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130304t15008.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 堤防建設に伴いことしで見納めになる可能性が高い宮城県気仙沼市のお花見イベント「大川さくらまつり」を盛り上げようと、市民らが3日、大川沿いに立ち並ぶ桜の枝切りをした。
住民グループ「気仙沼大川桜並木を保全する会」が主催し、市民ら約40人が参加。3時間ほどかけて高所作業車やはしごを使って病気の枝や枯れた枝などをのこぎりで切り落とした。
大川沿いには179本の桜並木があり、毎年住民が「さくらまつり」を開いて慈しんできた。津波で114本に減ったが、昨年もかれんな花を咲かせ、多くの観光客の目を楽しませた。
保存する会によると、大川では堤防をかさ上げする計画があり、工事に合わせて新年度にも桜が伐採される。橋本恒宏会長(48)は「塩害に耐え、けなげに咲いた桜には感謝の気持ちでいっぱいだ。一部は移植して保存策を探り、伐採する木も表札やベンチに活用したい」と話している。
まつりは4月下旬の開催を予定している。
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