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- ID:
- 26960
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0227
- 見出し:
- 旧新宮鉄道:開業100年記念イベント 丸太の競り、一般公開
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20130226ddlk30040370000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 勝浦(那智勝浦町)−新宮(新宮市)で運行されていた旧新宮鉄道の本開業から今年3月で100年になるのにちなみ、新宮市などの木材業者らが来月2日、同市あけぼのの貯木場などで、木材に関する記念イベントを開く。同鉄道は、新宮に集積する木材を輸送するため、木材業者が中心となって開設した
歴史がある。
イベントを行うのは、木材関係者でつくる「新宮木材協同組合」(植松浩理事長)と、「新宮原木市場」(瀧岡俊太社長)。貯木場で午前10時と午後1時からの2回、記念市を開き、競りを一般公開する。競りにかけられる丸太は1万本。午後0時40分からは1万個の餅まきと菓子まきが予定されている。
同組合などによると、筏(いかだ)を組んで熊野川を下って河口の新宮に集積された木材は、同鉄道で勝浦まで運ばれ、勝浦港から船で大阪や海外へと輸送された。イベントでは、北山村の観光筏を展示し、筏師が筏について説明する予定。そばの木材会館では、大正時代の貯木場の写真などを展示す
る。
植松理事長は「丸太をじかに見て木の良さを知ってもらえれば」と話し、瀧岡社長は「記念市に良材を集めようと動いている」と意気込んでいる。
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