v10.0
- ID:
-
33304
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0617
- 見出し:
- 日本初の純ホウ素系不燃液「SOUFA」が粉体品の生産を開始
- 新聞名:
- プレスリリース ゼロ (
- 元URL:
- http://pressrelease-zero.jp/archives/77392
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- ホウ素系不燃液・防蟻・防腐剤を基に減災害対策を推進する株式会社SOUFA(本社:東京都中央区橋浜町2-48-1、代表:篠田正孝)は、今まで液体での提供のみだった不燃液の粉体品化(パウダー化)に成功し、順次生産を開始する事をお知らせいたします。
近年、環境意識の高まりから脱ハロゲン系難燃剤の動きが広がっています。主にプラスチックなどの石油製品に使用されている難燃剤には、臭素系の他、酸化アンチモンやリン系など様々な種類がありますが、これら物質は燃焼の際に腐食性ガスや有毒ガスを発生させることが指摘されています。SOUFA(ソ
ウファ)はこれらに代わる新しい難燃剤としての可能性を秘めています。SOUFAは目薬等にも使用されるホウ酸を主原料としており、その他難燃剤成分を含んでいない為毒性の極めて少ない製品です。
環境負荷が少なく安心して使用できる素材を開発することはメーカーにとって重要な課題であり、地球環境の保護という観点から、従来の難燃剤の危険性を指摘する声も多く、環境にやさしく、効果の優れた難燃剤の開発が急務となっていました。
そうした中、株式会社SOUFAでは木材保存剤として生産をしていたSOUFA水溶液を木材以外にも適用可能な粉体品化(商品名:BestBoron(ベストボロン))する事に成功しました。
SOUFA不燃液は不燃研究の第一人者である露本伊佐男教授(金沢工業大学)の開発した水溶液で主にセルロース系材料との相性が良好だと考えられています。粉体品化が成功した事により、今後その他材料への適用も期待されています。
なお、SOUFA水溶液は、シロアリ研究の第一人者である吉村剛教授(京都大学生存圏研究所)の協力のもと、2010年、10月、防蟻性能について、JIS K 1571-
2004「木材保存剤の性能試験方法及び性能基準」に定める検査を基に実験を行っており、近年日本でも問題になっている強力な外来種アメリカカンザイシロアリの平均死虫率≒100%(食害なし)が日本で初めて確認されまし。ちなみに、これまでに日本のシロアリを防除できる防蟻剤はありましたが、アメリカ
カンザイシロアリを100%防除できる防蟻剤はありませんでした。その為、難燃性能だけでなくその他分野での応用も期待されています。
株式会社SOUFAの取り組みは、減災害対策を目的に、NPO法人災害建造物復旧・復興支援会議の活動よりはじまりました。株式会社SOUFAでは、これからも「SOUFA」を通じて、人々が安全かつ災害と向き合って生活できる建物・製品づくりに尽力してまいります。
「SOUFA」とは
SOUFAは無色、透明、無臭なので、素材を変えることなく使用できます。ホウ素系水溶液ですが、従来のホウ酸とは異なり、ポリホウ酸ナトリウムと言う全く新しい薬剤で、人体への影響は殆どなく、自然保護のために環境にも不可を与えません。ナノ化(1/10億)製品なので素材の中まで浸透し素材そのものを防護します。SOUFAを含浸させることで素材に対し、防火(不燃性、難燃性)、防蟻(シロアリ、アメリカ乾材シロアリ、虫など)、防腐効果を持たせることが出来ます。
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