v10.0
- ID:
- 33035
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0511
- 見出し:
- 次代へ繋ぐ桜の温もり
- 新聞名:
- タウンニュース
- 元URL:
- http://www.townnews.co.jp/0607/2015/05/09/282639.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 小田原愛児園(浜町)で4月27日、桜の木が植えられ、植樹祭が行われた。園には60年以上にわたり、約6千人の園児を温かく包んできた2本の桜の木があったが、1本は2011年に台風で倒れ、残った1本も倒木の恐れがあるため21日に伐採されたのだった。
伐採を前に、園では「桜のお別れ会」が行われた。宝安寺住職で、同園理事長の望月郁文氏が桜の木を酒や塩で清め「子どもたちが良い子でありますよう。すべてのものが幸せにつながりますよう」と園児らと手を合わせた。園児は「お花が綺麗だった。みんなで絵を描いたり楽しかったよ。お別れは少しさ
みしいけど、今までありがとう」と語りかけ、歌を歌い桜に触れ、最後のお別れをした。
樹齢は約70年。高さ約20mの老木の伐採には丸一日を費やした。轟音を響かせチェーンソーで刻まれる桜が気になるのか、園児らは終始ベランダから「小さくなっちゃった」と身を乗り出してその様子を見つめていた
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