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- ID:
- 32937
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0420
- 見出し:
- 恨みと屈辱の歴史、韓国の桜の町で起きたこと―中国メディア
- 新聞名:
- FOCUS-ASIA
- 元URL:
- http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/415655/
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 韓国最大の桜祭りとして知られる「鎮海軍港祭」は今年で53回目を迎える。日本に植民支配された経験を持つ韓国人にとって、桜は文化侵略の遺物とみなされているという。19日付で荊楚荊門網が伝えた。
韓国慶尚南道の小さな町、鎮海は毎年4月の桜の季節になると、大勢の観光客が訪れる。だが、韓国では古来、日本人のように国を挙げて花見に興じるような現象はみられず、日本では桜にまつわる俳句や詩が数多くあるのに比べ、朝鮮半島の古代の文人は中国文化の影響を受けて、桜より梨や杏、
梅の花を題材にすることが多かった。
韓国人にとって、桜は文化侵略の遺物とみなされている。韓国人に桜に対する見方を尋ねると、「韓国語の『桜』は裏表がある人間に対して使う罵り言葉。日本人の蔑称としても使われる」との答えが返ってきた。鎮海一帯に桜の木が植えられたのは1912年から。当時、日本軍は都市の美化のためだとして
桜の木を植えた。
終戦後、朝鮮半島は日本の植民統治から解放され、韓国国内では反日機運が高まり、「倭色文化」は全面的に排除された。日本風建築物は大量に取り壊され、日本帝国主義の植民支配の産物である桜も大量に取り除かれた。
62年、鎮海の桜も絶滅の危機に瀕したが、植物学者が「鎮海の桜の原産地は日本ではなく、韓国の済州島だ」と指摘したことで、一気に見方が変わり、保護されることになったという。
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