v10.0
- ID:
-
32934
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0419
- 見出し:
- 佐藤教誘氏に農水大臣賞、認証林の推進などに功績
- 新聞名:
- 北海民友新聞
- 元URL:
- http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/150419_3.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 公益社団法人国土緑化推進機構が主催する平成26年度緑化功労者表彰で、紋別市の佐藤教誘(のりひで)氏(佐藤木材工業社長)が農林水産大臣賞を受賞することがこのほど決まった。佐藤氏は「業界や関係団体の皆さんのお陰です」と話している。
同功労者賞は、国土緑化運動に永年にわたって貢献し、その功績が大きい人に与えられる賞。昭和40年から毎年実施している。
今年度の受賞者は全国で18人。そのうち、最上位の賞である農林水産大臣賞は3人で、北海道からの受賞者は佐藤氏一人だけ。
佐藤氏は昭和41年に佐藤木材工業に入社。平成2年に同社代表取締役に就任し、森林整備事業を計画的に実施し、地域の森林資源を適切に管理してきた。トドマツ間伐材等を自社工場で製材するほか、カラマツなどの構造用集成材生産を行い、地域材の有効利用を推進してきた。
森林認証制度(SGEC)がもたらす地元林業への意義にいち早く着目し、網走西部流域における森林認証制度の普及に尽力した。同流域の認証面積は全国のSGEC認証面積の約26%を占め、国内最大の認証エリアとなっている。平成20年には北見地方SGECネットワークの会長に就任した。
平成21年には複合的な機能を持つドイツ製の最新鋭林業機械を国内で初めて導入。施業の安全性・効率性を高め、低コスト化を実践している。さらにバイオマスエネルギーの有効活用にも積極的に取り組んできた。業界にとどまらず地元の産業界を牽引するリーダーの一人で、論客としても知られる。北
海道木材産業協同組合連合会の副会長も務めている。
これまで社団法人北海道法人会連合会功労者表彰(平成16年度)、北海道産業貢献賞表彰(森林づくり功労者、平成24年度)など表彰も多数受けている。
佐藤氏は「自分自身は、まだ大臣表彰を受ける域には達していないと感じているが、これまで尽力されてきた業界や関係団体が認められたものと思って感謝している。表彰に値するよう、さらに努力したい」と感想を話している。
授賞式は5月17日の第66回全国植樹祭式典(石川県小松市)の席上、行われる。
記事一覧選択画面に戻る
..