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- ID:
- 32898
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0413
- 見出し:
- 淡墨桜が散り際の風情 本巣市
- 新聞名:
- 日テレNEWS24
- 元URL:
- http://www.news24.jp/nnn/news86224314.html
- 写真・動画など:
- 【動画】
- 記事内容
- 桜の花見シーズンはピークを過ぎたが、岐阜県本巣市の淡墨桜はこれから散り際のはかなさが味わえる。本巣市根尾板所にある「淡墨公園」。その中央にある1本の桜の木が公園の名前の由来にもなっている淡墨桜だ。樹齢1500年の老木は1922(大正11)年に国の天然記念物に指定され、年間20
万人もの人がこの公園を訪れている。観光客は「幹とか見ててもすごい」「力強さを感じます」と言う。35年間にわたり調査し、保護してきた岐阜大学の林進名誉教授は桜の種類について「通常はエドヒガンザクラという名前で呼ばれています」と説明。「木が元気に育つには根が元気でないとダメなんです。土を
掘って根を調べて、弱ったところから切断して新しいところに植物成長ホルモンという物質を添加しています。そうすると、小枝の成長が良くなり、花の付き方が変わります」と言う。林さんにとっての淡墨桜について、「一緒に人生を過ごす仲間という、そんな感じですね」と話す。また、「心の病をもってる人なんかが
訪ねて来て一日長い間たたずんで見て、帰りにありがとうございましたと。生きる力を与えてくれましたという方もいらっしゃるんで、心を癒やす桜かなと」と言う。淡墨桜は散り際が薄墨色になるといい、「ハラハラと散るのが何とも言えない風情と、皆さん評価されます」と話している。4月30日までの毎日午後6時4
0分から9時までライトアップされ、違った姿で楽しませてくれる。
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