v10.0
- ID:
-
32888
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0413
- 見出し:
- 峰山の斜面を桜の名所に/地元男性、植栽に奮闘
- 新聞名:
- 四国新聞
- 元URL:
- https://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20150413000159
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 香川県高松市宮脇町の峰山で、地元の男性2人が、やぶに覆われていた斜面を手入れして桜の木や花々を植える活動に取り組んでいる。草刈りや石積みの修理を進めつつ植栽し、今年は4本の桜の木がピンクの花を付けた。美しい自然をよみがえらせ、桜の名所にしようと奮闘している。
活動しているのは、近くに住む長曽武久さん(76)と同市中野町の鈴木光也さん(68)。長曽さんが10年ほど前、自宅から見える斜面3千平方メートル近くがいばらやササに覆われているのを見かね、麓から少しずつ手入れを始めた。
美化活動が縁で知り合った鈴木さんも3年前から参加。2人でほぼ毎日のように作業に精を出し、一面に生えていたササを細かく刻んで堆肥にしたり、かつて果樹園だった名残の石積みも修復。土留めや歩いて観賞するための階段は、廃材や空き瓶などを利用して手作りした。
桜の木は、土地を所有する宿泊施設から寄贈を受けて2011年から植え始め、現在は20本になった。階段の脇にはパンジーなどの鉢植えを置き、地面にもユリやヒヤシンスなどを植えている。1年中花を楽しめるよう、数十種類を組み合わせているのもこだわりだ。
「花いっぱいの光景になるまで何年かかるか分からないけど、体が動く限り頑張るよ」と長曽さん。鈴木さんも「たくさんの人に、きれいな花と峰山からの市街地の眺めを楽しんでほしい」と話している。
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