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- ID:
- 32643
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0309
- 見出し:
- 思い出の桜に「ありがとう」 大槌・旧赤浜小で伐採前に
- 新聞名:
- 岩手日報
- 元URL:
- https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150309_P
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 復興工事に伴う伐採を目前に、大槌町赤浜の旧赤浜小校庭にある桜5本とのお別れ会が8日、現地で開かれた。津波で浸水しながら毎年美しい花を咲かせ、住民を励まし続けた桜の木。多くの人が別れを惜しんだ。
地域住民らが参加し、会に先立って神事を行った。ともに大槌中3年で旧赤浜小卒業生の中村史佳さん、藤原里緒菜さんが桜への手紙を朗読。地域の小中高生がソーラン節を踊るなどして感謝の気持ちを表した。
赤浜公民館によると、桜は最も古いもので1914(大正3)年に植樹された。9日から2日間で伐採する。接ぎ木による苗木をつくっており、現在16本が育っている。
桜のすぐそばに家があった女性(50)は「ずっと見守ってもらっていて毎年咲くのを楽しみにしていた。復興が進み、新しい赤浜になっていく」と思いをはせた。
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