v10.0
- ID:
- 31828
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1121
- 見出し:
- 桜の木で被災地に笑顔を 宮城・石巻の保育園などで植樹
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/region/news/141121/rgn1411210072-n1.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 東日本大震災の記憶を後世につなごうと、NPO法人「さくら並木ネットワーク」は20日、石巻市内の保育園と公園で、桜の木を植樹した。
同ネットワークは、震災の記憶を風化させないための取り組みとして、植樹活動を実施。避難の目標になるようにと、震災の津波到達最終地点に桜を植えてきた。
今回の植樹は、復興支援を行う富士通エフサス(川崎市)と共同で企画。同社の今井幸隆社長(61)と沖縄県出身のシンガー・ソングライター、普天間かおりさん(41)らが、地元住民らとともに桜の苗木計9本を植えた。
同市中里のなかよし保育園では、園児らも参加。津波で1メートルの浸水被害にあった同園の大橋巳津子園長(61)は「津波で園の桜は枯れてしまった。植えることができてうれしい」と喜んだ。
JR石巻駅前のちびっこ広場では、市民ら20人が集まり、7本を植えた。駅前親交会の菊沢調和(としかず)会長(67)は「桜の花で地元の人を元気にしたい」と笑顔を見せた。
ラジオ番組の収録中、福島で被災した普天間さんは「被災したとき周りの人の優しさに感謝した。恩返しの思いで復興支援活動を続けたい」。毎年、県内の被災地を訪れている今井社長は「(被災者が)普通の生活に戻る手伝いができればと思う」と話した
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