v10.0
- ID:
- 31804
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1118
- 見出し:
- クリスマスツリーのアジア向け輸出が遅延、米港湾で労働争議
- 新聞名:
- ロイター
- 元URL:
- http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKCN0J209K20141118
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 今年のクリスマスに、ツリーのアジア向け輸出が間に合わない可能性が出てきた。木材輸出量の多い米国の港湾で労働争議が発生し、作業が滞っているためだ。
太平洋岸北西部クリスマスツリー協会のブライアン・オストランド事務局長によると、ワシントン州とオレゴン州で伐採された木のうち毎年800万―1000万本がクリスマスツリー用に販売される。多くがワシントン州のタコマ港からアジア、カナダやメキシコに輸出されている。
ところが今年は、港湾労働者の労働組合と、海運会社などで構成する太平洋海事協会の間で契約をめぐる交渉が長引き、10月末ごろから作業に遅延が発生。現在、東京や香港向けの木が2週間も、出荷されることなく同港で放置されているという。アジアへの輸送には23日程度かかるとみられる。
オストランド局長は「樹木は『生もの』であり、期限は刻々と近づいている」とコメント。「クリスマス時期に間に合わなければ、売れ残った木をどうすればよいのか」と話した。
農業輸送関連の業界団体によると、アジアからの注文分の約1万2000本は出荷準備が整っていたが、出荷作業の遅れを受けてキャンセル。ほとんどが在庫として残っているとみられる。
..