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- ID:
- 31770
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1114
- 見出し:
- 樹木粉砕機製造の大橋 自社ベリーで飲用酢
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元URL:
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10103/124482
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- ■農業分野進出、商品第1弾
樹木粉砕機製造の大橋(神埼市千代田町、大橋弘幸社長)は、自社農園で育てた果実を使った飲用酢を開発した。国内シェアトップの技術を生かし、竹の粉末を堆肥に使うなど研究を進め、新たに農業分野に乗り出した。
昨年、同市内の土地を開墾して45アールの農園を整備。ポリフェノールなどの栄養素が多く、栽培しやすいカリフォルニア原産の「ボイセンベリー」を植栽した。
事業拡大に向け、今年7月には粉砕した竹などの木材を使った栽培研究や、商品開発を手掛けるアグリエコ事業部を創設。飲用酢はその第1弾商品で、30~40代の女性をターゲットに、福岡県の醸造酢メーカーと共同開発した。
同社はもともと芝の緑化機メーカー。景気低迷でゴルフ場の倒産が相次ぐ中、ダイオキシン問題を背景にした焼却炉の規制強化、林業の衰退による放置林の急増など社会環境の変化を捉えて樹木粉砕機を開発、ビジネスに結びつけてきた。
農業分野への進出もその一貫で、将来的にはバイオマス発電など循環環境産業の総合プロデュース事業としての発展も見据える。
同事業部の田原可奈子さんは「製造業一本では生き残りは難しい。収量を増やして商品を流通にのせるとともに、独自技術を生かした新たな収益モデルを構築していきたい」と話す。
飲用酢は1080円(200ミリリットル入り)で販売。問い合わせは同事業部、電話0952(44)3135。
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