v10.0
- ID:
-
31714
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1106
- 見出し:
- 個性豊か…天平の木簡75点 奈文研が秋期特別展
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/region/news/141106/rgn1411060027-n1.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 平城宮跡(奈良市)で出土した木簡を展示する秋期特別展「地下の正倉院展」が、奈良文化財研究所平城宮跡資料館で開かれている。
「木簡を科学する」をテーマに、重要文化財に指定されたものを含む計75点を展示。木簡はもろく壊れやすいため、展示品は期間中、約2週間交代で計3回入れ替えるという。
文字資料として記された内容に関心が集まりがちだが、展示では素材の木の種類や保存方法など、木簡そのものに焦点を当てた。最も一般的なヒノキなどの針葉樹のほか、数が少ない広葉樹の木簡も展示。広葉樹は土中ではもろくなりやすく、保存処理では特に注意が必要という。
データ採取や保存技術で今後の活用が期待される3Dプリンターで出力した木簡型の模型も展示。奈文研研究員、山本祥隆さん(31)は「材質や木目の違いなど、個性豊かな木簡を自由に楽しんでもらいたい」と話している。
30日までで、入館無料。月曜(祝日の翌日)休館。問い合わせは奈文研(電)0742・30・6753。
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