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- ID:
- 31525
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1013
- 見出し:
- 災害に強い貝付沢に ケヤキ100本植樹
- 新聞名:
- 長野日報
- 元URL:
- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32522
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 2006年7月豪雨で土石流災害が発生した伊那市西春近諏訪形の貝付沢で、災害に強い山づくりに取り組む地元の「諏訪形区を災害から守る委員会」は12日、ケヤキの苗木約100本を同沢に植えた。会員12人が参加。以前に植えた苗木が枯れた場所を中心に補植し、併せて下草刈りなどの整備作業
も行った。
貝付沢周辺は風化した花こう岩が厚く堆積した崩れやすい地質。県が支流を含めて一帯に谷止め工の設置を進める一方、同委は森林機能の強化による災害発生防止を目指し、06年の豪雨で崩落した斜面に広葉樹を植える独自の取り組みを続けている。
苗木は土や肥料を円筒形に固めた「保育ブロック」で育てる方法で育成し、同沢に移植している。今年7月に行った現地視察でこれまでに植樹した苗木の成長を確認したところ、一部に動物に食べられたり、枯れたりした木があったものの、多くが根付きつつあることが分かった。
この日は植林を進めている斜面の下部から作業を開始。植樹した場所には目印の棒が立ててあるため、枯れたりして苗木がなくなっている場所を中心に新しい苗木を植え付けていった。保育ブロックの大きさに合わせて深さ30センチほどの穴を掘り、効果が長持ちするという固形肥料を一緒に入れ、土をか
ぶせた。
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