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- ID:
- 26277
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1221
- 見出し:
- Xマスツリー栽培規制拡大 ドイツ地方政府
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元URL:
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012122102000097.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- クリスマスの季節にドイツの多くの家庭がモミやトウヒの生木をクリスマスツリーとして飾る。生木ツリーの市場規模は七百七十億円。森林や畑をつぶして栽培を始めるケースも多く、環境への影響を懸念する地方政府が栽培を規制する動きが広がっている。
「先週末は一日で二百五十本を売ったよ」。ツリーを販売するベルリン中心部の市場で働く男性(32)は威勢良く教えてくれた。売れ筋は高さ百六十~百八十センチの三~四年物。値段は二十~四十ユーロ(約四千四百円)という。
二〇一一年の統計では二千九百万本が売買され七割はドイツ産。数十年かけて植林と伐採を繰り返す普通の林業と比べ、ツリー栽培は一ヘクタールの収益が年六千ユーロと三十倍もある。
独週刊誌シュピーゲルによると、〇六年に千八百九十ヘクタール(東京ディズニーランド三十七個分)だった西部ノルトライン・ウェストファーレン州の栽培面積は倍増した。単一樹木の促成栽培で土壌流出や農薬による地下水汚染などの懸念があり、州政府は栽培の許可制を検討。来年一月中の法案
提出を目指している。
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