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- ID:
- 26236
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1219
- 見出し:
- スギ花粉、来春は大幅増
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20121218-OYT8T01617.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 来年春に県内に飛散するスギ花粉の量が今年より大幅に増え、例年以上に多くなる見通しであることが、県自然環境保全センターの調査で分かった。花粉を飛散するスギ雄花の着花状況が1997年の調査開始以来5番目に高く、同センターでは「マスクや薬の準備など、早めの対策が必要」と注意を呼び
かけている。
調査は11月に、県内で森林の多い地域を県北部(相模原市緑区)、県央部(厚木市、愛川町、清川村)、県北西部(秦野市、松田町、山北町の一部)、県西部(小田原市、南足柄市、山北町の一部)の4地域に分けて計30か所のスギ林を対象に実施。1か所あたり40本のスギを抽出し、雄花の着花状
況を100点満点で点数化した。
その結果、30か所の平均点数は66・0点で、昨年の20・7点の3倍以上になり、過去15年間の平均43・0点を大幅に上回った。
地域別で最も高かったのは県央部の72・4点(9か所の平均)。最も少なかったのは県北西部の57・5点(6か所の平均)だった。
県自然環境保全センターによると、雄花の着花は前の夏が高温少雨で日照時間が長い場合に促進されるという。県内では気象観測地点のある海老名市で8月の平均気温が例年よりやや高く、降水量は例年の36%にとどまり、日照時間が約1・4倍にもなったことから、光合成が盛んになって着花が促さ
れたとみている。
同センターでは来年1月から、スギやヒノキの花粉飛散量をホームページで公開する。
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