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- ID:
- 26223
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1219
- 見出し:
- 虹の松原の保全活動で唐津南高に特別賞
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元URL:
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2351508.article.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 高校生を対象とした「日本の環境を守る若武者育成塾」の成果発表会が16日、東京・吾妻橋のアサヒ・アートスクエアであり、国の特別名勝・虹の松原の保全活動に取り組んできた唐津南高校が特別賞(地域部門)に輝いた。
同塾はアサヒビールと日本環境教育フォーラムの主催で7回目。論文審査、琵琶湖などでの泊まり込み合宿を経た西日本の7校が、地元の環境課題を掘り下げ、どんな活動を実践したか、を発表した。
唐津南の発表メンバーは吉岡和起さん(七山、3年)▽林大鵬さん(名護屋。同)▽坂本大輔さん(湊、2年)▽小形禎之さん(浜玉、同)。同校は「松露」プロジェクトとして、虹の松原保全に向け8年前から毎週1回、松葉かきを続けているが、育成塾を通して、校内だけでなく唐津東や唐津商、地元NPO「K
ANNE」と連携し、市民にも松葉かきの輪を広げた。
さらに、松葉をハウス農家の燃料などに使うため、佐賀大などの指導で「木質パレット」の開発研究にも着手したことも報告。審査員の岡島成行・日本環境教育フォーラム理事長(大妻女子大教授)らは「高校生の活動が市民にも虹の松原は自分たちの宝だと再認識させた。その広がりは称賛できる」と評価
した。
発表会では耕作放棄地をレンゲ畑にしてミツバチを飼育、蜂蜜商品の開発などで高齢者の町を刺激する広島県の油木高校が最優秀賞。参加者全員に若武者育成塾の卒塾証が授与された。
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