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- ID:
- 25766
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1102
- 見出し:
- 旧新宮鉄道 祝開業100周年列車走る
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元URL:
- http://sankei.jp.msn.com/region/news/121102/wky12110202110000-n1.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 来月1日から記念行事
鉄道愛好家グループや観光団体、JR西日本などでつくる「熊野の鉄道100周年を祝い未来を考える実行委員会」(中瀬古友夫会長)は、大正時代に開業し、新宮市と那智勝浦町を結んだ旧新宮鉄道の開業100周年に合わせた記念行事の概要を発表した。12月1日に新宮鉄道が最初に開業した三
輪崎-紀伊勝浦間での記念列車運行などを行う。
新宮鉄道は木材を運ぶため地元財界が出資し、大正元(1912)年12月4日に三輪崎-勝浦(当時)間で仮開業。翌年3月に新宮-勝浦間が本開業し、昭和9(1934)年に国有化された。木材の輸送のほか、観光振興など紀南地域の発展に貢献した。
同会は今年5月に発足。鉄道開業に尽力した先人の偉業を多くの人たちに知ってもらおうと、記念行事を計画していた。
期間は12月1日~来年3月31日。初日に紀伊勝浦駅で記念式典があり、駅前に設置する記念碑の除幕式や記念列車の出発式、地元コーラスグループによる「新勝鉄道唱歌」の合唱などがある。
来年1月1日には午前6時58分に新宮駅発の列車が王子ケ浜付近を通過する際、初日の出が拝めるよう速度を時速15キロ程度に落として運行。紀伊勝浦-新宮間の乗車券など記念切符セット(1210円)を新宮、紀伊勝浦両駅で1912セット限定で販売。このほか、ステッカーやカレンダー、Tシャツ
などの記念グッズも販売する。
同会は、愛知県犬山市の博物館明治村に保存されている約100年前に新宮鉄道を走った客車の“里帰り”計画も検討しており、中瀬古会長は「記念行事などで地元を盛り上げて、ぜひ実現させたい」と話している。
問い合わせは中瀬古さん((電)0735・21・2516)。
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