v10.0
- ID:
- 25610
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1022
- 見出し:
- ボラ待ちやぐら 16年ぶり復活
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20121020-OYT8T00849.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 「ボラ待ちやぐら」と呼ばれるやぐらを使った伝統的なボラ漁=写真、細野登撮影=が20日、穴水町で16年ぶりに行われた。
「ボラ待ちやぐら」は海上に5本の丸太を放射状に組んだもので、高さは約13メートル。突端に人が上がり、「コ」の字形に張った網の中にボラが入ったところで網を引き上げ、漁獲する。同町によると、江戸時代末期の文献にも記載されており、最盛期には町内に20基以上あったという。
漁獲量の減少などで1996年に漁は途絶えていたが、地元漁業グループが金沢星稜大(金沢市)の学生らの協力でやぐらを組み立て、復活にこぎつけた。
この日は地元の小中学生や高校生も参加し、60センチほどのボラ3匹が捕れた。漁業グループの松村政揮代表(64)は「久々の漁で感動した。今後は地元の若い人も巻き込んで町の活性化につなげていきたい」と話した。
..