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- ID:
- 25542
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1016
- 見出し:
- 国天然記念物 杉並木を延命治療 安中で14本に液肥散布
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元URL:
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20121011/CK2012101102000176.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 老衰状態に陥っている国指定天然記念物「安中原市の杉並木」(安中市)のスギ十四本の延命と樹勢回復に向け、液肥の「葉面散布」作業が始まった。
杉並木は、県安中土木事務所が今年一~三月に「健康診断」し、十四本のうち十三本で内部の空洞化がかなり進行していた。植栽されている歩道はブロックが敷かれ、根への施肥ができないため、液肥が散布されることになった。樹高二十八~三十二メートルのスギに散布するのは難作業で、四日間か
かる。来年春と夏にも行われる。
樹木医の黛幸弘さん(富岡市)は「根に水と空気が届かない現在の状況ではやがて枯れてしまう」と話し、「肥料は延命の一手段。生かすには土壌改良が必要」と指摘する。同事務所では「液肥の効果が二~三年続いた例もあり、様子を見ながら対策を考えたい」としている。
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