v10.0
- ID:
- 24411
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0530
- 見出し:
- 被災地の倒木で作った地蔵を安置
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20120529-OYT8T00424.htm?from=osusume
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 東日本大震災の津波被害を受けた「高田松原」(岩手県陸前高田市)の倒木で作った地蔵菩薩像を安置する「地蔵堂」が長野市の善光寺境内に完成し、28日に落慶式が行われた=写真=。
高田松原の松材で作られた地蔵は高さ約50センチと約70センチの各2体。うち3体の「親子地蔵」は身元不明者の遺骨を保管している陸前高田市の普門寺に贈られた。残る1体は善光寺本堂に置かれていたが、善光寺信徒会がヒノキ造りの地蔵堂を寄進した。お堂は高さ2・6メートル、幅2メートル、
奥行き1メートル。
この日は、被災者らも参加して法要が営まれ、約100人が犠牲者の冥福と被災地の早期復興を祈った。
善光寺の若麻績敏隆・寺務総長(53)は「地蔵は被災地と長野の絆の証。多くの方がお参りできる形で安置できて良かった」と笑顔。「陸前高田お地蔵制作に協力する会」副会長の村上富夫さん(65)も「善光寺の地蔵はお父さん地蔵。お堂を建ててもらいうれしい」と話した。
同会では、上松町の木材会社から贈られた木曽産のヒノキ材で陸前高田市にも地蔵堂を作ろうと、寄付を集めている。問い合わせは村上さん(080・5223・2822)へ。
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