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- ID:
- 23078
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0104
- 見出し:
- 福岡・筥崎宮で勇壮な「玉せせり」
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元URL:
- http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819891E2E1E2E2E38DE2E1E2E3E0E2E3E093918BE2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E5E2
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 初詣客でにぎわう福岡市東区の筥崎宮で3日、豊作と大漁を願い木製の玉を2つの組が奪い合いながら奉納する伝統行事「玉せせり」が繰り広げられた。寒空のもと、「競り子」と呼ばれる男衆約300人が力水を浴びながら参道になだれ込むと、大勢の見物客から歓声が上がった。
力水を浴び、玉を奪い合う競り子たち(3日、福岡市東区の筥崎宮)
玉せせりが始まった午後1時の同市の気温は8.0度。「オイサ」「オイサ」と声を上げ、躍動する競り子の体からは白い湯気が上がった。筥崎宮によると、見守った参拝客らは5万人。
玉せせりは約500年前に始まった行事。触れると幸運に恵まれるという直径約28センチメートル、重さ約8キログラムの玉を奪い合いながら奉納する。競り子は豊作を祈願する「陸(おか)組」と大漁を願う「浜組」に分かれ、神主に手渡した組の願いがかなうとされる。今年は陸組が5年連続で奉納した。
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