v10.0
- ID:
- 24006
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0411
- 見出し:
- 花見客数 返り咲くか
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001204100002
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 今春こそサクラ咲く? 東京で6日にソメイヨシノが満開になるなどサクラ前線が北上するなか、県内のサクラ名所の関係者は「今年こそ、多くのお客さまを迎えたい」と意気込んでいる。昨年は東日本大震災の発生で、各地のサクラ関連の催しが打撃を受けたからだ。今年の開花予想では、県内の開花は平
年より遅れ気味だが、「反動増」に期待をふくらませている。
秋田市の千秋公園で開かれる恒例の「桜まつり」は、今月20日から5月1日までの予定。日本気象協会東北支局の予想では、市内の開花は22日、満開は27日で、会期に重なる。同じ日程で開かれた昨年の来場客数は9万8千人で、前年の16万7千人から激減。担当者は「昨年は震災の影響で開
催の決定が遅れ、PR期間が短くなった。天気にも恵まれなかった」と話す。
由利本荘市の「本荘さくらまつり」は13日から30日まで。昨年は開花の遅れで13~24日の日程を29日まで延ばしたが、震災の影響もあり、客数は1万1千人と10年に比べて6500人も減った。
多くの来場者を確保しようと腐心する会場もある。にかほ市の「勢至公園 観桜会」は今春、スケジュールを例年より1週間遅らせ、14~30日にした。市観光協会によると、昨年は開花が4月18日、満開が最終日の24日だった。「県内で最初に桜が咲くのを売りにしていますが、やはり、期間中に見ごろを
迎えるのがいいだろう」と担当者。
県内最多の花見客を集める仙北市の「角館の桜まつり」は20日から5月6日まで。昨春は期間を延長したが、客数は68万人と10年の半分以下に落ち込んだ。
震災で秋田新幹線が東京―秋田間で運行を再開したのが4月29日。担当者は「4月は大幅に減った。ただ、5月になると『東北に行こう』という機運が高まり、お客さまが増えた」。今年は3月後半から「昨年は行けなかったが、今年はうかがいます」といった問い合わせの電話が相次いでいるという。
..