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- ID:
- 23778
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0319
- 見出し:
- 「吉野スタイル」発信
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001203180001
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- エコ住宅、展示場完成
吉野杉などを使った木造住宅の展示場が、吉野町丹治に完成した。天然乾燥の木材を使い、電気や熱を太陽光とガスの２種類の発電でつくり出すエコ設計だ。
「吉野スタイル・吉野ＭＩＸ」と名付けられた２階建て住宅で、延べ床面積は１１０平方メートル。柱や梁（はり）は吉野杉、土台は吉野ヒノキ、ウッドデッキは耐水性があるコウヤマキ。大きく開いた戸は複層ガラスで断熱効果を高め、障子とともに壁の中に収納できる。１階で薪ストーブを使うと２階も暖まる設計
になっている。
地元で製材業を営む阪口勝行さん（３７）が代表を務めるグループ「ひとときネットワーク」（２１人）が企画し、大阪府泉南市の建築家西浦敬雅（ひろまさ）さん（３８）が設計。住宅のエネルギー消費を研究する前真之・東大工学部准教授の研究室が協力した。森林の活性化につながるとして県が助成する「
緑の産業再生プロジェクト事業」に採用された。
阪口さんは「環境に優しい吉野スタイルの住まい方を地元から発信したい」と話す。１８、３１日と４月１日（いずれも午前１０時～午後５時）にお披露目会を開く。問い合わせはネット事務局の阪口製材所（０７４６・３２・２３１０）へ。
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