v10.0
- ID:
- 49812
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0223
- 見出し:
- オキナワウラジロガシの板根治療始まる 天城町
- 新聞・サイト名:
- 南日本新聞
- 元URL:
- http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30512
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 林野庁鹿児島森林24 件管理署は21日、天城町の三京岳国有林に自生し、板根(ばんこん)と呼ばれる板状の根の一部が腐敗して倒木の恐れがあるオキナワウラジロガシの保全対策を始めた。鹿児島市吉野町の樹木医、末吉政秋さん(75)が25日まで樹勢回復の処置を行う。
オキナワウラジロガシは樹齢は推定180年で、高さ16メートル、幹の太さが最大4.9メートル。板根周囲は5.8メートルあり、高さは最大1.8メートル。昨年、同署の依頼を受け末吉さんが樹勢診断したところ、一部板根の腐敗が9割近くまで達していた。
処置は、板根の腐敗部分を取り除き、殺菌して防腐処置を行う。板根の空洞は鉄筋、ステンレス製の網で整形後、ウレタンで補強する。末吉さんは「沖縄や奄美の各地を見て来たが、これだけ大きな板根は無い。貴重であり後世に残す必要がある」と話した。
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