v10.0
- ID:
- 52265
- 年度
- 2011
- 月日:
- 1201
- 見出し:
- モロッコの厳選50点展示 名古屋の水野秀彦さん、長野の廃校で /愛知
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/aichi/news/20111130ddlk23040240000c.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 名古屋市中村区の写真家、水野秀彦さん(49)が、長野県飯田市南信濃の遠山郷に建つ旧木沢小学校で12月11日まで、写真展「モロッコ・記憶の景」を開いている。入場無料。1990年夏から3年間、海外青年協力隊員の造園技師としてモロッコで公園や街路の整備に携わった際に撮りためた写真が、
旧校舎の廊下を飾っている。 水野さんは、昔ながらの2階建て木造校舎が残る旧木沢小で2年前から毎年、テーマを変えて写真展を開催している。今回は、モロッコ赴任時代に36枚撮りフィルム約200本に撮影した現地の生活の様子などのうち、約50枚の写真を選んで展示した。オートアトラス山脈に暮
らす人々の表情や自然の景観を伝えており、とりわけ、羊飼いの少女の表情を収めた作品が印象的だ。
今月20日にはスライド写真を使ってモロッコの生活についての説明会を開いた。合わせてモロッコの伝統料理タジンを来場者約20人に振る舞い、過去の写真展に来てくれた人や、駆けつけた海外青年協力隊の元同僚らと旧交を温めた。
水野さんは「モロッコと遠山郷の山深い人々の暮らしは、二重写しとなる。人情の温かさを作品を通して伝えたい」と話す。
旧木沢小は1932年に現在の木造校舎が建てられ、林業景気や過疎化の波にもまれて2000年に廃校となった。木沢地区活性化協議会(松下規代志代表)が木造校舎を生涯学習や作品展発表の場などに活用している。
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