v10.0
- ID:
- 51804
- 年度
- 2011
- 月日:
- 1006
- 見出し:
- 仮設にサポートセンター 遠野
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111006-OYT8T00051.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 遠野市が同市穀町のコミュニティーケア型仮設住宅の一角に建設していたサポートセンター「絆」が完成し、9月30日に開所式が行われた。木造平屋(床面積約125平方メートル)で、相談・情報コーナーと多目的室、和室などがある。総工費約1460万円。仮設住宅と木製デッキでつながっている。
仮設住宅で暮らす40世帯だけでなく、市内の雇用促進住宅や親類の家などに避難している人も含めて約500人を対象にした介護・福祉ケアの拠点となるほか、相談対応、地域での支え合い体制づくりを担う。市社会福祉協議会が運営し、青年海外協力協会の看護師や介護士など5人。
サポートセンター「絆」の開所式で、テープカットする関係者
開所式では、本田敏秋市長が「遠野の技を生かした仮設住宅になった。被災者に寄り添い、気持ちを一つにして復興に向かう拠点にしたい」とあいさつ。提案・助言した東大の高齢社会総合研究機構の大方潤一郎教授(都市工学)は「ここで暮らす人たちが、地域とふれあって絆を結び、新しいコミュニティー
が育つことを願っている」と述べ、関係者がテープカットした。
大槌町で被災し、仮設住宅に入居している鈴木聖子さん(73)は「木のぬくもりあふれる、すばらしい建物。お茶会や料理教室に参加してみたい」と話していた。午前9時~午後5時。問い合わせは、絆(0198・60・1590)。
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