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- ID:
- 51731
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0930
- 見出し:
- エコパークに 国内最大級の照葉樹林 ユネスコに推薦
- 新聞・サイト名:
- 西日本新聞
- 元URL:
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/265960
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 宮崎県綾町は29日、自然と人間社会の共生を目的とした国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「生物圏保存地域」(通称ユネスコエコパーク)に、国内最大規模の照葉樹林が残る同町など5市町村地域(小林市、西都市、国富町、西米良村。1万4580ヘクタール)が推薦されたと発表した。登録が決まれ
ば国内5カ所目で、屋久島(鹿児島県)など4カ所が登録された1980年以来となる。
綾町を流れる綾南・綾北川流域には、多くの日本固有種の照葉樹林が広がる。同町は九州森林100+ 件管理局や県などと2004年、原生的な森林100+
件生態系の保護と伐採後の二次林や人工林を照葉樹林に復元するプロジェクトに着手。日本最大級の照葉大吊橋(てるはおおつりばし)やグリーンツーリズム観光など官民一体で照葉樹林との共存に取り組んできた。昨年10月にはユネスコ関係者が視察、高い評価を得たという。
同町は12日、文部科学省日本ユネスコ国内委員会に登録を申請。同委は28日に推薦を決めた。ユネスコが来年6月ごろまでに審査する。
登録に向けて大きく前進したことに、前田穰(みのる)町長は「これまでの町づくりが評価されたものと考えており、大変ありがたい」とコメントした。
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