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- ID:
- 51442
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0829
- 見出し:
- 暮らしに恵み 森を考察 府立植物園で聖護院門主ら
- 新聞・サイト名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20110828000028
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 古来からの森林と人間のかかわりを宗教者や学識者が語り合うシンポジウム「森を語る 以森(しん)伝心」が27日、京都市左京区の府立植物園であった。信仰の対象となり、人々の暮らしに恵みをもたらす森の存在について議論した。
2011年を国連が「国際森林年」に定めることから、府や「京都モデルフォレスト協会」が森林保全の機運を高めようと企画した。クスノキ並木の下に一部の会場を設け、約80人が訪れた。
本山修験宗総本山聖護院(左京区)の宮城泰年門主(79)は、山岳信仰について紹介し、「修験道の場となる森にはさまざまな植生が存在し、一つの輪廻(りんね)が現れる世界だ」と話した。
里山を研究してきた只木良也・名古屋大名誉教授(78)は「里山の森が米作を支えるという共生関係があった」と指摘し、農村文化に密着した森の役割を強調した。
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