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- ID:
- 51038
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0719
- 見出し:
- オーナーのドヤ顔もご愛嬌 奇想あふれる世界のホテル24『可笑しなホテル』
- 新聞・サイト名:
- 日刊サイゾー
- 元URL:
- http://www.cyzo.com/2011/07/post_7901.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- カウチサーフィンというサービスがじわじわと流行っている。コミュニティサイトに登録した会員同士が、無償で宿泊施設(自宅)を提供しあい、現地の案内をするという相互案内システムだ。旅行先現地の生活をそのまま味わえるとして、現在246カ国、約295万人の会員が登録しているという。
旅行に行くなら現地の空気と非日常を楽しみたいが、いきなりカウチサーフィンは少し心配かも。そんな人におすすめしたいのが『可笑しなホテル』(二見書房)。ホテル・ジャーナリストのベティーナ・コバレブスキー氏が、世界の一風変わったホテルを紹介した本だ。以前、当サイトで紹介した『可笑しな家』(二見
書房)の姉妹本だと言える。北欧から南洋まで、著者が自身の足で取材した24軒の宿は、どれも奇想なアイデアにあふれたものばかり。ただ"ヘン"なだけではなく、一度泊まってみたいと思わせる宿だ。大きなサイズの写真がふんだんに使われ、宿の料金、宿周辺の見どころなども記載された旅行ガイド的側
面をそなえた内容となっている。
昔、使われていた監獄を改装した「監獄ホテル」(スイス)や、世界遺産カッパドキアの洞窟に泊まれる「古代穴ぐらホテル」(トルコ)、アフリカの大地を屋根なしで楽しめる「サバンナの青空ベッド」(南アフリカ)など、いずれも一般の宿では味わえない特別な魅力にあふれている。本の表紙になっているのは木製
犬型ホテル「ウィリーくん」(アメリカ・アイダホ州)。農場の真ん中にどーんと建っている、豪快で愛嬌たっぷりのかわいいお宿だ。
『可笑しなホテル』より(以下、同)
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他にも、大きなワイン樽を改装した「ワイン樽の宿」(ドイツ)や、インド洋の孤島にたたずむ「珊瑚礁ホテル」(モルディブ)など、収録された24軒のホテルは、いずれも現地の魅力を最大限に生かした造りになっている。『可笑しなホテル』は、実にその土地土地に深く根付いたものなのだ。ユニークなオーナーのド
ヤ顔も旅のスパイス、可笑しなホテルでのバカンスは、旅行会社のパック・ツアーでは決して味わえない素敵な旅になることだろう。
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