v10.0
- ID:
- 50764
- >年度
- 2011
- >月日:
- 0616
- >見出し:
- 避難者にヒノキ表札、兵庫・宍粟「山の学校」の生徒製作
- >新聞・サイト名:
- 読売新聞
- >元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110615-OYT8T00729.htm
- >写真・動画など:
- 【写真】
- >記事内容
- 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の避難所で、各世帯のスペースを仕切る段ボールなどに木製の表札をつけてもらおうと、兵庫県立山の学校(宍粟市山崎町五十波)で林業などを学ぶ生徒たち15人が、宍粟市産ヒノキで表札150枚を製作した。
14日、支援のため石巻市に向かう佐用町職員に手渡され、近く被災者に配布される。
石巻市内の避難所では、被災者は各世帯を仕切る段ボールなどに紙の名札を貼って暮らしている。同市に被災者支援で派遣されていた佐用町職員が「せめて木の表札を掲げてもらおう」と同校に協力を打診し、実現した。
生徒らは5月中旬に宍粟市内でヒノキ約20本を伐採。乾燥させた後、縦20センチ、横13~9センチ、厚さ3・5センチに切り、表面を紙ヤスリなどで磨いた。裏には「みんなで進もう一歩ずつ」とメッセージを書き込んだ生徒たちの集合写真を貼った。
石巻市内の避難所2か所で配布し、被災者自身に名前を書いてもらう予定。同校の上埜耕平さん(20)は「仮設住宅に移っても使い続けられるよう、丁寧に加工した。宍粟の木のぬくもりを被災者に届けたい」と話していた。
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