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- ID:
- 49871
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0301
- 見出し:
- 「四万十ヒノキ」流域結束
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20110228-OYT8T00978.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 四万十川流域の四万十市、四万十町、中土佐町、三原村の4市町村は28日、流域で産出されるヒノキを「四万十ヒノキ」のブランドで売り出そうと、協定書を締結した。四万十ヒノキに認定する条件などを決めて品質を高めるほか、4自治体が建設する公共施設に使うなどしてPRに努める。
四万十市などによると、四万十川流域のヒノキは赤みを帯びた色合いや香りの良さから、家具や建築材として評価が高い。県内のヒノキの蓄積量は約5100万立方メートルで国内トップ(2008年度)。うち約3割が四万十川流域の4自治体で育っているという。
協定の締結式は四万十市役所で行われ、安定生産と需要拡大のために▽道路網整備と間伐の促進▽低層の公共施設を建築する場合は可能な限り使う▽木造住宅建築を促進するため必要な施策を講じる――との項目が盛り込まれた。期間は10年間で、必要があれば更新する。
四万十町は、新庁舎建設に四万十ヒノキを使う方針で、昨年から木造住宅建築に町内産のスギ、ヒノキを使った場合に上限150万円の補助を実施。四万十市も同様の補助制度を3月議会に提案しており、中村小学校の内装にも利用する。
4市町村は7月を目標に「四万十ヒノキブランド化推進協議会」(仮称)を設立し、認定条件などを決める。四万十市農林課は「供給があっても、需要がないと仕事としては成り立たない。まず関係自治体で使用して、その良さをアピールしていきたい」としている。
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