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- ID:
- 49324
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1227
- 見出し:
- 「まるで黄金の木」巨大ヒメシャラ 諫早、住民ら案内板設置
- 新聞・サイト名:
- 長崎新聞
- 元URL:
- http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20101227/09.shtml
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
諫早市高来町の轟の滝からさらに上った場所にある原生林に、地元住民から「まるで黄金の木だ」と評判の巨木がある。地元住民でつくる高来町山林協議会はこの巨木や辺りの原生林を町の名物にしようと22日、山道に散策案内板を設置。「子どもたちが森林環境を学べる場所にできたら」と期待を込める
。
「黄金の木」の正体はツバキ科のヒメシャラ。庭木などにも利用されるが、この巨木は幹回りが175センチあり、樹齢は150年ほどと推定されている。樹皮が赤みを帯びた褐色でつるつるしており、木漏れ日を浴びると周りの深緑とのコントラストで輝いて見える。
「5~6年前に初めて見たときはびっくりした」という同協議会の増山忠男会長(76)は「この木をはじめ原生林と清流が織りなす自然美は町の貴重な財産。子どもたちが環境を学ぶのにもってこいで、山を大切にする心を育めれば」と話している。
原生林は轟の滝上流の川沿いに広がっており、ヒメシャラのほか、ヤマガキやイロハモミジなどの巨木も点在。同協議会は、県の「ながさき森林環境税」を活用するなどして里山再生活動に取り組んでおり、同協議会の湯江山林会も今秋、原生林への架け橋として川に丸太橋を架けた。「ヒメシャラ橋」と名付けており、「一度見に来てみては」と呼び掛けている。
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