v10.0
- ID:
- 49131
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1215
- 見出し:
- サクラの標準木が小学校の桜に
- 新聞・サイト名:
- テレビ熊本
- 元URL:
- http://www.tku.co.jp/pc/news/view_news.php?id=22398&mod=3000
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
熊本のソメイヨシノの開花を知らせる標本木が変わることになりました。新たな標本木は小学校のサクラ。どのような理由から選ばれたのか取材しました。春の訪れを告げる桜、これまで熊本のソメイヨシノの開花の発表を担ってきたのは熊本地方気象台の敷地内にある桜です。来年2月熊本地方気象台はこ
れまでの熊本市京町から直線距離で3.5キロほど離れた熊本市春日の合同庁舎に移転、建物は取り壊され観測機器のみが残されます。では桜の標本木はどうなるのでしょうか。標本木となる木は観測しやすいように気象台から近いことが第1条件、合同庁舎から約300メートルの所にある熊本市立古
町小学校に目をつけました。新しく標本木となった桜はこれまでの木と比べると少し小さい印象を受けますが、樹齢30年程度で観測に適しているということです。実はこの桜、突然、標本木に決まったわけではありません。気象台は2005年から古町小の桜を準標本木として気象台の桜との比較観測を行ってい
ました。そして、気象台の桜と開花と満開の時期が最も近い1本を第1標本木とし、その木が病気などになった場合の予備として2本を指定しました。では、標本木を見たいという一般の人は見に行ってもいいのでしょうか。八本藤子古町小教頭は「学校の敷地内にある木ですので学校に事前に電話を入れてい
ただいて許可をいただいてから見物していただきたいと思います」と話しています。来年3月、九州新幹線「さくら」がやってくる熊本駅にほど近い古町小の桜、来年の春はこの2つの桜が注目を集めそうです。
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